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どんな環境でも子どもがいたら人生は楽しめる!
イメージコンサルタントとして5人の子供を育てるシングルマザー

2022年04月08日

丸山ゆうこさん 41 歳 札幌在住 職業: イメージ コンサルタント
【 家族構成】
長男、次男 14歳(双子/ 中学2年)
長女 10歳(小学5年)
次女 5歳(年長)
三女 3歳(年少)
札幌に「素晴らしくパワフルで明るい、5 人の子を持つシングルマザーがいる」と聞き、早速、アポイントを取ってもらった。
彼女の名は丸山ゆうこさん、41 歳。札幌でウェディングプランナーを経て、イメージコンサルタントとして活動している。現在、双子の長男・次男、そして長女・次女・三女と、5 人の子どもを育てるシングルマザーだ。
送られてきたLINE のアイコンは5人のお子さんがいるとは思えないアイドル系のママ! とても41 歳には見えない! 

結婚の経緯と当時の考え

5 人の子育ては大変そうだけど、うらやましい限りです。
まず、結婚へ至ったいきさつ、そして当時、結婚に対して、どのような考えをお持ちだったのか教えてください。

結婚したのは27 歳のときで、仕事の関係で知り合ったカメラマンでした。
子どもを授かっての結婚だったんです。当時ウェディングプランナーをしていて、子を授からなければ結婚はしなかったと思います。そういう意味では結婚への良いきっかけになったのですが、その時からキャリアアウトすることが怖かった。


離婚への不安

結婚後6 年間、専業主婦をしていたわけですよね? 今のゆうこさんからは想像つかないのですが、シングルマザーになるにあたり不安とかありませんでした?

不安はまったくありませんでした。
なぜなら、私の場合、結婚が計画的でなかったせいか、結婚直後から「これで良いのか?」と悩んでいたんです。でも6 年専業主婦をやって5人の子どもの母親になって、……。
で、ある日を境に「このままじゃいけない!」 と。そこから計画的離婚を企てて、8年の時をかけてシングルマザー(現在)の生活を手に入れたんですよ。

結婚生活を振り返って

14 年とは結構、長い結婚生活でしたね。結婚生活を振り返り思うことは?

子供がいると、お互いの役割が変わります。恋人の時とは異なる役割、つまり恋人から家族へと変わっていく。
そしてほとんどの方がそうだと思いますが、子どもが産まれると子育てが生活の中心となり、それまでの自分の生活が全てが変わっていきます。
だから、振り返ってみると互いの意志疎通というか、コミュニケーションを取る事、話し合う事が本当に大切だと思いました。

離婚後の生活

8 年我慢したというのはすごい! 離婚されて今の生活はどうですか?

( 離婚して) めっちゃ快適ですよ!!(大笑)
子供たちには、「今日から引っ越すよ」とポーンと言って実行に移しました。「これから新しい生活が始まるんだよ~♪」って。
希望に満ちた伝え方をしたので、とてもスムーズに生活を変えることが出来ました。
とにかく結婚6 年目に、この先一緒にいる未来は見えないと思ったんです。
人生の時間は有限! 勿体ないじゃですか。で、「やっぱり別れよう!」 と。
でも、ほとんどの人が収入の部分で別れられないと思う。私もまず経済的に自立をしなきゃ!と考えました。
離婚するまで家族で札幌の1 軒家に住んでいたのですが、もともとその家はサロンにしようと思って建てたんです。そして少しずつ自分のキャリアを積んでいった。主婦やって、子育てやって、サロンを開いて…、体力的には大変でしたが、結構楽しみながらの8 年でした。
そして、昨年の8 月に離婚した、だから成りたてホヤホヤの新米シングルマザーなんですよ。
今は子供たちと札幌市郊外のテラスハウスに住んでいます。以前住んでいた一軒家ですか? 
今は元夫がひとりで住んでます!(笑

具体的に離婚ついて、どのように伝えましたか。その時、子ども達の反応は? たとえば、男の子と女の子で特徴的または具体的な違いはありましたか?

子供たちには一緒に住まなくてもパパとママでいることは変わらないことを伝えました。
それよりも「新しい環境で新しい生活ってワクワクするね!」と伝えているので、「新しい生活、楽しみ!!」と、意外にも悲しむ姿もなくスムーズに新生活のスタートを切れました。
男の子、女の子でも特に違いはありませんでした。


シングルマザーのメリット・デメリット

シングルマザーになってみて実感するメリット& デメリットは?

メリットは、とにかく心の開放感があることです。
そして、今まで以上に子供とのチーム力が上がったことです。離婚前より、家事効率をさらに上げる工夫もできたことで家事の負担を軽減させて、子供と過ごす時間も確保することができました。
デメリットと感じるのは子供が急に発熱した時などです。
今までは旦那の実家へお願いをしていましたが、それができなくなり急遽仕事を休むことも。でも、子育ては周りの手を借りる!と決めて(笑)
病児保育園に初めてお世話になったりしています。

今後の活動

仕事と子育てと女性としての人生、丸山さんのどこに比重を置きますか? どうあるべきと考えますか?

私は欲張りなので、全て同じウエイトをおいています。(笑
仕事も楽しみたいし、子育てもできる限りのことをしたい! 
それだけで終わらず女性としての人生も楽しみたいです。
そのために、、、やはり家族のチーム力と仕事と家事の効率化が大切ですね♫

人生の巻き返し

人生を巻き戻せるとしたら、どのような結婚を選びますか?

おっと!!
私は人生を巻き戻せても、同じ結婚でよかったです。
前夫との結婚生活があったから、今、自立をした生活ができるようになったと思うからです。
いい経験をさせてもらいました!笑

社会に対する要望

シングルマザーとして、社会に対する要望は?

子育てをするにはお金が必要です。
現在の制度も素晴らしいと思いますが、児童扶養手当は二人目以降から金額が低いのが気になります。
子供が多いほど出費も多いので、、、、、。


シングルマザーへのアドバイス

シングルマザー予備軍さんへのアドバイスをお願いします

新しい生活へ踏み出すには、不安や心配もたくさんあると思います。
でも、
人生の時間は有限です。
自分らしい生活を、自分の人生を自分で歩けるようになれたら最高だと思います!

編集後記

ゆうこさんは宮城県出身。東北大震災で実家は半壊したそうだ。
コロナ禍の中、ママ未来図のキックオフ・ミーティングでお会いしたT プロデューサーの紹介で今回の取材と相成った。
結婚当初、近くに夫の両親がいたとの事だが、出産も育児も嫁ぎ先の親より実家の親の方が好ましい。
しかし責任感の強い彼女は専業主婦として6年頑張った。そして少子化の現代では珍しく2 男3 女にも恵まれた。だが1人でも大変なのに5人の子育てとは、大変なんてもんじゃない! 
そういう意味では、考える暇もない、あっという間の6 年間だったのかもしれない。
仕事と育児の両立、それはキャリア志向の女性なら誰もが持つ悩みである。
平和ボケした今の日本で命懸けでやらなければならない事といったら出産くらいのものだ。
出産という命を賭して手に入れた我が子は何物にも代えがたく愛おしい。
死ぬより辛い(?)痛さに耐えて産んだんですもの、片時も離れずそばにいたいと思う。
それでも一度しかない人生、社会の一員としてやりがいのある仕事を持ち、自分らしく生きたいと思うのだ。
ゆうこさんのスゴイところは専業主婦6年を経てシングルマザーとしてひとりで子供たちと人生を歩んでいこうと決心し、そこから8年という月日をかけて準備し、それを実現したことだ。
結婚14 年目にして、しかも5人の子育てをしながら、シングルマザーとして見事に自立を果たした彼女の忍耐力と行動力は素晴らしい!! ゆうこさんのシングルマザー決行作戦は大成功だったといえるだろう。
ママ未来図は今後も彼女の活躍に期待し、注目していきたいと思います。 

追記:
常々思うのだが、子ども達の存在が、母親を支えてくれる。
そして子ども達の元気が、母親にパワーを与えてくれる。
女性の地位が向上し、女性の時代と言われる昨今。なのになぜか、出産した途端に、育児や家事を押
し付けられ、家庭という檻に閉じ込められ、また、弱者へと転落してしまうのである。
出産という大業を女が為すのなら、家事育児は夫婦平等に行うべきである。が、現実はままならぬ……。

ママ未来図は、シングルマザーの応援サイトです。
『ママの人生を充実』『子どもは、社会の財産』
皆の力で、シングルマザーの子育てを応援します!!

編集後記

ママ未来図編集部
編集長 柊小町

ママ未来図は社会や仕事に飛躍するシングルマザーとそのお子さんの未来のために価値ある情報発信し、自立する女性を応援いたします。

 

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